「どうせムリ…」と言う子どもにどう寄り添う?心理学で見る“自己肯定感の守り方”

エピソード

「どうせムリ」「僕なんてできないよ」

長男が小学生の時によく言っていた言葉です。
子どものこんな言葉を聞くと、胸がギュッとなりますよね。

「こんな事でいたらいいな!でも無理かな〜」っていう時もありました。
つい「そんなこと言わないの!」と励ましたくなるけれど、
実はこの“ネガティブな言葉”の裏には、深い気持ちが隠れています。

今回は、心理学の視点から「どうせムリ」と言う子どもの心をひもとき、
親ができる“自己肯定感を守る関わり方”を考えてみます。


心理学から見る「どうせムリ」の正体

子どもが「どうせムリ」と言うとき、
実は「できない自分を見せたくない」「失敗して怒られたくない」
という“防衛反応”が働いています。

心理学ではこれを「自己防衛」や「学習性無力感」と呼びます。
過去にうまくいかなかった経験が続くと、
「やっても無駄」という思い込みが強まり、
チャレンジする気持ちが小さくなってしまうのです。

これは“やる気がない”わけではなく、
**「傷つきたくない」**というサイン。
まずは「この子なりに頑張ってきた証拠」だと受け止めてあげることが大切です。


どう関わればいい?3つのステップ

① 否定せず「気持ちを言葉で受け止める」

「そっか、難しいって思うんだね」
「ムリって感じるくらい頑張ってるんだね」

こんな言葉で“気持ちを言語化してあげる”と、子どもは安心します。
「わかってもらえた」と感じると、
自然と前向きな気持ちが戻りやすくなります。


② 小さな成功体験を一緒に見つける

「昨日より1問多くできたね」
「途中であきらめずに考えたね」

“結果”ではなく“過程”をほめることで、
「やってみる価値がある」と思えるようになります。
これが自己肯定感の土台です。


③ 親自身も“できなくてOK”を見せる

「ママも最初はうまくできなかったんだ〜」
そんな言葉が、子どもに安心を与えます。
「完璧じゃなくていい」と思える親の姿こそ、最高の教材です。


まとめ(行動を後押しする言葉)

「どうせムリ」という言葉の裏には、
**「本当はやりたい」「でも自信がない」**という気持ちがあります。

できない姿を責めるのではなく、
「その気持ちを受け止めてくれる人がいる」と感じたとき、
子どもの心はまた少しずつ前を向き始めます。

そしてネガティブをポジティブに変える声かけをする。やってみないと分からないよ?

今日も、子どもの「どうせムリ」を
「やってみようか」に変える小さな一歩を見つけていきましょう!

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