子どもの自立心を傷つけない注意の伝え方

エピソード

先日、9歳の娘とスーパーへ行った時のこと。
駐車場で、ちょうど車がバックしているのが見えたので「止まってね」と声をかけました。
すると娘は「分かってるし!」と少し不機嫌な様子。
危ないと思って注意しただけなのにな‥


心理学から見ると?

9歳前後は「自立と甘えのはざま」にいる時期。
親に守られたい気持ちと、「自分でできる!」という誇りが入り混じっているそうです。

このとき、親から“注意される”=「まだ小さいと思われてる」「信用されてない」と感じることがあります。
特に、本人の中で「危ないことは分かってる」と思っている場合、
その“分かってること”を否定されたように受け取ってしまうのです。

つまり、
娘の「分かってるし!」は反抗ではなく、
“自分で考えて行動できるようになったことを認めてほしい”というサインだったと気づきました。

どうすれば良かった?(関わり方のコツ)

  1. まず信頼の言葉を先に伝える
     注意より先に「ちゃんと見ててえらいね」「車の動きに気づけたね」など、
     行動の一部を肯定してから「でも今のは危なかったね」と伝えると、
     “信頼されている”安心感が残ります。
  2. 「命に関わることは別」と伝えておく
     普段は任せるけど、危険に関しては親の役目として声をかけるというルールを共有します。
     「ママも信じてるけど、車だけは怖いから言っちゃうんだ」と素直に理由を伝えるのも効果的。
  3. タイミングを変える
     その場で注意されると感情が立ち上がりやすいので、
     少し落ち着いたあとに「さっきの車、ちょっと危なかったね」と振り返る形でもOKです。
     冷静なタイミングのほうが受け止めやすくなります。

☀️まとめ

「危ないよ」と注意するのは、愛情からの当然の行動。
けれど子どもは成長とともに、“信じてもらうこと”で自己肯定感を育てていきます。

だからこそ、これからは
「守る」だけでなく「信じながら見守る」

咄嗟に言葉が出てしまうし難しいけど
注意するときも、「信頼」を添える一言を忘れず丁寧に伝えていこうと思います。


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